美容・サロン業界といえば施術と受付の担当者が同じであったり、基本予約制での対応になるため予約管理が大変だったり、新規顧客の再来店(リピーターの育成)など非常に多くの課題を抱えているお店が多いのではないでしょうか?中には自社ECサイトを開設しそこでオンラインショップを運営しているお店もあるかと思いますが、思ったように集客ができないとお悩みのかたもいるでしょう。
この記事では、それらの課題やお悩みを、LINE公式アカウントの活用によって見事に解決している事例を5つ紹介していきます。
ぜひ最後までご覧になって、あなたのお店でのLINE公式アカウントの活用に役立ててみてください!
目次
メッセージ配信からECサイトへの流入率40%増!
20~30代の若年層に人気のストリート系ブランド。実店舗は持たず自社ECサイトにてオンラインでの販売をメインに行なっています。
知り合いのアパレルショップ経営者から「LINE公式アカウントで集客が増えた」との口コミを聞き、オンライン販売の自社でも何か活用できないかとLINE公式アカウントの運用を開始しました。主にLINE公式アカウントのメッセージ配信で商品の宣伝を行い、そのままECサイトへ誘導するという形での運用を行なっています。
ECサイトにLINE公式アカウントの友達追加を促すバナーを掲載したり、実際に商品を購入してくれたお客様へ商品と一緒に友達追加用QRコードが記載されたカードを送るなどし、友達集めを行なっています。
週6回のメッセージを行なっており、1日1商品のみを製作経緯や商品のテーマについて詳しく解説し商品の魅力を最大限伝えるよう工夫しています。また「リッチメッセージ機能」と合わせて、商品説明を記載したメッセージにECサイトへのリンクを貼りつけ、メッセージからダイレクトにオンラインショップへ誘導できるようにしています。またイベントを開催する際にはタイムラインで詳細をアップし、既存のユーザー以外にも広く告知を行なっています。
これらの取り組みの成果から、1日1回のメッセージ配信で約30〜40%のお客様がオンラインショップを訪れてくれているそうで、実店舗を持たない珍しいビジネスモデルでありながらLINE公式アカウントの活用によって見事に集客に成功した事例です。
参考記事:LINE公式サイト APPLEBUMのライン活用事例
EC送客率がメルマガの約3倍に!
主に女性向けのコンフォートシューズの企画から販売までを手掛けるサロン。様々なデータに基づいた商品開発によってお客様の足に関するお悩みを解決するサービスを行なっています。
実店舗とともに、カタログ通販とECサイトをメインに販売を行なっています。これまでのプロモーション方法は、実際に商品を購入してくれたお客様に対してのメールマガジン配信が主でした。メルマガを登録してくれているお客様はロイヤリティの高いお客様が多く、メルマガ配信の反応率(コンバージョン)も高く推移していましたが、スマホが普及しメールを日常的に使う人が減ったことでメルマガを読んでくれるお客様も徐々に減少しているため、スマホを活用したプロモーション方法を導入するためLINE公式アカウントの運用を開始しました。
主に活用しているのは「リッチメッセージ機能」です。メッセージを作成するにあたり、お客様にとってのメリットが伝わるような見出し、伝えたいことが瞬時に伝わることを意識しています。またこれまでメインターゲットだった50代よりも下の世代にあたる40代の方の割合の友達登録が増えているため、明るく、いわばノリの良いテキストを用いてメッセージ配信を行ったりしています。
友達集めはオフラインでの取り組みに力を入れています。オンラインでの商品購入経験は無くても、LINEを日常的に使っているお客様は多いだろうと店舗でPOPを設置したり、会計時にレジで友達追加をお願いしたり、カタログに広告を挟むなど、地道な取り組みを行うことで順調に友達を増やしています。
アカウント開設から約2ヶ月で友達数は3000人を超え、今では10000人を突破しています。メルマガでは10年もの長い時間をかけてリストを構築してきたのに対して、LINE公式アカウントのスピード感に驚いているようです。ECサイトへの送客率はメルマガに比べLINE公式アカウントは2.8倍と大幅に向上。スマホユーザーに広く受け入れられていることで顧客の年齢層も広がり、将来のコア顧客の創出にも大きく寄与しています。
参考記事:LINE公式サイト 株式会社 AKAISHIのライン活用事例
新規顧客の再来店率が60%!美容室のLINE活用事例
香川県に4店舗サロンを展開する美容室。「365日の美しさの提供」をコンセプトにサービスを提供する美容室です。軽い興味からLINE公式アカウントの運用を開始しましたが、開設当初はいまいち方向性が定まらず活用はできていませんでした。
せっかくアカウントを開設したから費用対効果を試そうと、これまで電話やメール・ハガキで行なっていたお客様とのコミュニケーションを、LINE公式アカウントの「1:1チャット機能」で行うようにしました。LINE公式アカウントの特性から考えて「新規客の再来店」と「リピーターの固定化」に焦点を絞り、「友達を集めること」と「お客様からのチャットには必ず返信する」という2点を徹底して取り組むことであっという間に友達が増えていったそうです。
これまでスタッフが手作業で行なっていたハガキの作成や電話対応など煩雑な業務の負担が軽減され、スタッフ1人あたりの生産性が格段に高まりました。LINE公式アカウントの活用が進むにつれ営業中の電話もほとんど鳴らなくなり、施術中に電話対応に追われることも無くなったようです。
新規客の来店後には必ずお礼のメッセージを送ることにし、次回の来店予約まで継続的にコミュニケーションを取り続けることで、再来店率を高めることに成功しています。今では100%近いお客様がLINE経由の予約に移行しており、次回予約率は70%を超え、新規顧客の再来店率も60%を維持できています。
また他にもメッセージ機能を活用してモデル募集も行なっています。これまでモデル集めに数日かかっていましたが、メッセージ配信を活用するようになってからは配信から数分で見つけられるようになりました。
運用に関してはこれまで各店舗の担当者に一任されていましたが、今では全てのスタッフが個々のスマートフォンにLINE公式アカウントのアプリをダウンロードしており、手の空いているスタッフが返信することでスムーズな運用ができています。当初からの運用ルールである「チャットには必ず返信」をこのように維持し続けています。直接お客様に「ありがとう」の気持ちを伝えることができると、スタッフにも非常に好評のようです。
参考記事:LINE公式サイト storia.fのライン活用事例
コロナ休業中も顧客にアプローチ!フィットネスクラブのライン活用事例
大阪府大阪市でスタジオを構えるフィットネスクラブは、トレーニングだけでなくダンス、ヨガなどさまざまなプログラムが体験でき、主婦や学生など幅広い客層で賑わいます。同スタジオは会員向けのコミュニケーションツールとして2020年にLINE公式アカウントを開設しました。
1日で10以上ものレッスンプログラムを開催している同スタジオでは、止むを得ない理由での休講が発生した場合、ホームページや各種SNSでお知らせを掲載するのに加え、受講予定のお客様に電話で連絡を取っていました。中には多くの参加者がいるプログラムもあり、電話連絡だけでも相当な手間がかかっていたとのこと。ですがLINE公式アカウントを活用することで、休講時のお客様とのやりとりもスムーズになり、キャンセルが発生した時には即座に新たな参加希望者を募集できるなどの予想以上の効果も得られました。
アカウント開設直後、コロナウイルス感染拡大を受けて2ヶ月間の休業を余儀なくされた際も、休業中でもお客様に何か有益な情報を届けたいとの思いからLINE公式アカウントを活用。会員のお客様が自宅でもトレーニングをできるように、レクチャー動画をLINEライブ機能で配信。ライブ配信スケジュールやオンラインサービスへの申し込みリンクを「カードタイプメッセージ」を活用しメッセージ配信。メッセージを開封したお客様の50%以上がリンクをクリックするなど反応も上々で、コロナによる休業の影響を当初の予定より大幅に少なくすることに成功しました。
参考記事:LINE公式サイト STUDIO TRIVEのライン活用事例
潜在・顕在ユーザーの集客に成功!マンツーマントレーニングジムのLINE活用事例
完全個室のマンツーマントレーニングジム。九州と関東を中心に店舗を運営し、本社と各店舗でLINE公式アカウントを運用しています。
リタスタイルは一般的なスポーツジムと異なり、専属トレーナーによるマンツーマントレーニングサービスを提供しています。お客様とより深いコミュニケーションが取れる手段を導入しようと同社は2018年にLINE公式アカウントを開設しました。
同社は2種類のLINE公式アカウントを使い分けて運用しています。本社のLINE公式アカウントでは体験レッスンの受付やキャンペーン情報の発信を行い、各店舗のLINE公式アカウントでは、LINEチャットを活用しトレーナーがユーザーの食事管理やトレーニングに関する質問に答えています。このように用途やターゲットを絞った2つのLINE公式アカウント運用で、新規客の集客からリピーター育成へとつなげています。
またLINE公式アカウントのオプション機能である「LINE広告」も併せて活用。過去にサイトにアクセスしたことのあるユーザーをターゲットにしたり、これまで体験レッスンの申し込みや入会したお客様に似たユーザーに向けて広告を配信しています。広告からトレーニング内容を紹介したサイトなどにアクセスできるように設定し、これらのサイトを見たユーザーに向けて体験レッスンへの申し込みを促すなど、新規客の獲得に繋げています。
2種類のLINE公式アカウントと、潜在的なユーザーを対象にしたLINE広告の2つを使い分けることで、非常に高い集客効果を発揮できているようです。
参考記事:LINE公式サイト 株式会社RITA-STYLEのライン活用事例
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は美容・サロン業界でのLINE公式アカウント活用事例を紹介してきました。
スタッフの作業負担軽減や生産性の向上、新規客の獲得からリピーターの育成まで、業界全体の課題を丸ごと解決してくれる機能がLINE公式アカウントに備わっていることがお分かりいただけたでしょうか?
これらの事例を参考に、ぜひあなたのお店の課題もLINE公式アカウントで解決してしまいましょう!