2021年、LINEはいくつもの新機能・新サービスを導入し、単なるコミュニケーションツールとしてだけでなく、ビジネスツールとしての地位を確立してきています。
この記事では、こちらの記事で紹介しきれなかった「タイムライン」機能の進化について詳しくお話ししていきます!
目次
これまでのタイムライン機能
あなたはLINEアプリで「タイムライン」を利用したことはあるでしょうか?
タイムライン機能は、他のTwitterやInstagramなどのSNSと同じようなもので、近況報告など複数の友達に対してお知らせしたいことを投稿して共有する機能です。もちろん画像や動画も添付することができます。投稿を見た友達から「いいね」や「コメント」をもらってコミュニケーションが取れたり、「シェア」をしてもらうことで拡散してもらうこともできます。
またLINE公式アカウントでも、同じようにタイムライン機能を活用することができます。LINE公式アカウントでは料金プランによってメッセージ配信上限があるのですが、タイムライン機能には投稿回数の制限がなく友達以外のユーザーの目にも触れる可能性があることから、集客・宣伝に非常に効果的な機能です。LINE公式アカウントでのタイムライン機能の活用については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください♪
LINEタイムラインを日常的に利用しているユーザーも多く、これまでも親しまれてきたのですが、実際のところ「拡散力」で言うと、他のSNSに比べて遅れをとってしまっている印象がある人も多かったのではないでしょうか?基本的にLINEの友達はプライベートでも深いつながりのある人が多く、タイムラインの投稿も身内での近況報告のような感覚の人も多いでしょう。
LINE公式アカウントでの運用については、メッセージ機能などの他の機能では補えない部分を埋めてくれる便利な機能ではありましたが、正直言うと「もう一息」なところもありました。
それが2021年、LINE全体が大きく進化していく中で、このタイムライン機能も劇的な変化を遂げています。個人での利用も、ビジネスでの活用も、さらに活発化してくるであろう変化の内容を詳しく見ていきましょう!
ディスカバー機能の搭載
2021年4月に「ディスカバー」と言う機能が追加されました。
これは普段LINEを利用している中で気付いている方もいらっしゃるかもしれませんが、LINEアプリのタイムライン画面のところから「ディスカバー」というタブをタップできるようになっています。
するとこのような画面が表示されます。これは自分が友達追加・フォローをしているかどうかに関わらず、LINEのタイムライン上で人気の投稿などがおすすめ表示されている状態です。このディスカバーという機能を利用すれば、ユーザーは自分の興味のある投稿をしているアカウントを簡単に探せるようになりますし、最近若い世代に流行っているTikTokのように、暇つぶしで色々な投稿を閲覧したりすることができるようになります。
ここで気になる投稿やアカウントを見つければ、そのまますぐ友達追加やフォローができますし、何よりこれまでとは比べ物にならないほど、LINEタイムラインを閲覧するユーザーが増えるというメリットがあります。
タイムラインに投稿するクリエイター・公式アカウント側も、多くのユーザーの興味を惹きつけられるような投稿を意識してうまくいけば、これまではあまり考えられなかった「LINEでバズる」ということも可能になっていますので、拡散力が大きく向上したと言えるでしょう。
今後さらにこのディスカバーのプラットフォームを中心にして、新たな機能が追加されていく予定ですので、最近流行りの各種SNSと同じような性質を持った「クリエイタープラットフォーム」として大きなブームになりそうな予感がしています。
「クリエイタープラットフォーム」への進化
ディスカバー機能に始まり、これからのLINEタイムラインは「クリエイタープラットフォーム」を目指していくということで、たくさんの大きな新機能・変更が予定されていますので、そちらも詳しくご紹介していきたいと思います。
分析機能
YouTubeや他動画共有サイトと同じように、LINEタイムラインの投稿も細かく分析できるように進化していきます。例えば、実際にどのくらいのターゲットリーチがあって、そこからどれくらいのコンバージョン(成約率)があって、さらにどういった属性(年齢・性別等)の人に見られているか、など非常に細かく分析できるようになります。
収益化機能
これは言うなら、YouTubeと同じような収益化システムだと思っていただければ大丈夫です。
タイムラインに動画を投稿する際に、その動画内にCMを挿入することができたり広告を表示させることができるようになり、それによって広告収入が発生するという機能です。
現在のYouTubeはこの収益化による盛り上がりに支えられているものが大きいように、LINEタイムラインでも収益化ができるとなると、これから非常に大きな盛り上がりが期待できるといえます。
セルフプロモート機能
これはFacebook広告と同じようなものだと思っていただければOKです。
実際に自分のタイムライン投稿であったりとか、アカウント自体の広告を出すことができて、さらに細かいターゲット設定ができるっていうのがセルフプロモート機能になってきます。
マルチアカウント機能
この機能を使うと、LINEタイムライン上で複数の公式アカウントを作成・運用することができるようになります。
これまでであれば、複数のアカウントを持っている場合でも、アカウントを切り替える際にはその都度ログアウトと再ログインが必要になっていました。ですがマルチアカウント機能が実装されることで、管理画面上で簡単にアカウントを切り替えられるようになります。
最近はSNS戦略として複数のアカウントを持って活動するのは珍しいことではありませんし、すでに1つの企業で複数の公式アカウントを運用しているところもあるでしょうから、非常に便利な機能が追加されると言えるでしょう。
「SOUNDALLY」
これは特に音楽クリエイター・ミュージシャンの方にとって有益な機能になります。「SOUNDALLY」は音楽系のアーティストが登録できるサービスであり、これに登録すると「LINE MUSIC」を中心に、世界中にある音楽配信サービスに自分の楽曲っていうのを配信することができるようになります。
ですので、音楽活動をされている方はLINEを活用していくだけで、今後事務所とかそういった所に所属しなくても、自分の楽曲を世界中に届けて行くことができるんですね。
しかも登録料は無料。さらにLINE上「SOUNDALLY」での売上も、全額クリエーターに入ると公表されています。これはもはや意味がわからないと言ってしまいたくなるほどのサービスですよね。活用しない手はありません。
「LINE LIVE VIEWING」
さらに追加される新サービスが「LINE LIVE VIEWING」です。
現在も「LINE LIVE」という機能が存在しており、誰でも簡単にLINE上でライブ配信ができます。インフルエンサーや芸能人のLINEライブを見たことあるという方も多いのではないでしょうか?
この新サービス「LINE LIVE VIEWING」は有料のライブ配信サービスで、簡単に言えばオンラインでのライブイベント(チケット制)のようなものです。
2021年8月22日に、先行リリースとしてあの長渕剛が「LINE LIVE VIEWING」を実施。視聴チケットは1枚4,600円で、10万人もの視聴者を動員して話題になりました。もちろん長渕剛と言えば日本を代表するようなアーティストですが、このご時世10万人もの観客を動員するライブイベントを開催するのは非常に困難ですから、すごい可能性を感じるサービスであることがわかります。
もちろん有名アーティストだけでなく、誰でもこの「LINE LIVE VIEWING」を開催することができるので、個人でもやり方次第でライブ配信で稼ぐことができるようになります。直接的なチケット売り上げが確保できるのは非常に魅力的ですよね♪
「LINE Face2Face」・「LIVEBUY」
このライブ配信プラットフォームとしての機能をさらに充実させる2つの機能も合わせて実装される予定です。
「LINE Face2Face」は、簡単に言えば「オンライン握手会」のようなもので、LINEライブの中で、アイドルやアーティストとの1:1のコミュニケーションが取れるようになる機能です。ライブを見るだけでなく握手会までできてしまうということで、既にAKBグループなどがこの機能と提携しているらしく、これから実際にオンライン握手会が開催されていくようです。
「LIVEBUY」はLINEでライブ配信を行いながら、同時に視聴者に対してグッズ販売を仕掛けられる機能です。まさにテレビショッピングのような感覚ですね!ライブ配信で商品の宣伝をしながら、視聴者にその場で購入してもらい、しかも決済はLINEPayを活用して瞬時に決済完了、のように全てLINEのサービスの中で流れるようなプロモーションが実現できます。
これらは今現在公表されている情報なだけで、実際に進化が進んでいく中で更なる画期的な新機能が追加されていくことでしょう。これだけでも非常にワクワクする、目から鱗の内容だったのではないかと思います。
まとめ
ここまでご紹介してきただけでも、これまでのLINEタイムライン機能と比べて、考えられないレベルの進化が期待でき、他SNSや動画共有サービスの完全上位互換となる可能性すら秘めています。「これからのSNS・ライブ配信はLINEが当たり前」となる時代がもうすぐそこまできているのかもしれません。
ですのでぜひ、今のうちにLINEタイムラインを活用して、この大きな波に乗り遅れないよう、自分のコンテンツをタイムライン上にどんどん量産していきましょう!誰でもスーパースターになれる可能性がLINEには秘められていますので、あなたも早速、チャレンジしてみてください!
またこのサイトでは今回紹介したような新機能だけでなく、既存の機能を活用したLINE公式アカウントの活用方法をたくさん解説していますので、興味を持った方はぜひ他の記事もご覧になってみてくださいね♪